バスケットボール日本代表のw杯

バスケットボール日本代表のW杯

 

バスケットボールの日本代表が、ワールドカップで闘っている。といっても、十何年振りの世界大会で、ベンチに入っているメンバーは世界大会はみな初めてである。そんな日本代表に、勝利を求めるのは酷な話しである。

始めて闘う世界の舞台では、各国の選手の本気のスピード、パワー、激しさに対応できるかどうかである。親善試合とワールドカップやオリンピックという世界の舞台では、闘い方が全然違う。簡単に世界に通用すると思うのは、甘い考え方である。そう思って試合を見てきた。

案の定、第一試合などはパスさえ満足に通らない。シュートなどは、入ればマグレみたいに見えてしまう。それが今の日本代表の現実である。Bリーグで通じるプレーでも、世界の舞台では全く通じないのである。このワールドカップの体験を持って帰って、Bリーグの試合でも世界を相手にと想定してのプレーに変えていくしかない。

世界の本気を体験したのだから、その本気に対応できるように、自分たちのプレーの質を上げていくことが来年にオリンピックに向けての準備だろう。今回のワールドカップを体験して、闘えないのではなく、闘うためにどうすればいいかというヒントを得ないと、何の意味もない大会に終わってしまう。闘える可能性はいくらでもあるのだから、前を向いて帰ってきて、来年のオリンピックに向けての準備に取りかかってもらいたい。

メンタル面だけで片づけるのは、間違っていると思う。初めての世界の舞台という面から見ないと。